Joel's Reinforcement Library





一緒に力を分かち合い、
一緒に自分の弱さに気付きましょう



 

クリニックの卒業式で私は全員が自分のニコチン断ちの決意を強化するため将来の禁煙クラスにまた来るように情熱を込めて訴えます。私がお願いをしたときには多くの参加者がクラスに戻ってくることのメリットを認識します。その約束は正直な気持ちでなされるのですが実行は哀れなほどされません。卒業して数週間するとほとんどの人は禁煙に相当な自信を持ちクラスに戻って意志を補強する必要も無いし面倒だと感じます。彼らは引き続きクリニックに好感を持ち、「必要性がでたときに」 クラスに戻ればよいと感じています。

残念なことにほとんどの人はひとつの明白な症状が出てからクラスに戻る必要を認識します。再び常習的にニコチンを処方し、止めることができなくなったと感じた時です。これは彼らが強化ミーティングのメリットを知る危険な方法です。なぜなら喫煙の再開が起こった後では、喫煙が悲劇的にも健康や、社会的地位や、命さえにも影響を与えるまで再度禁煙をしようという強さや、意欲、または機会があることは保証できません。

私たちクリニックの強化セッションは分かち合いの場です。卒煙に成功した卒業生が体験の分かち合いを申し出ることは禁煙初期に経験する肉体的精神的外傷に打ち勝つために必要な強固な意志を保とうと必死でつとめている参加者にとって強力な動機付けとなります。様々な人が不可能とも見える困難に成功裡に打ち勝ったのを見ることはそれが最も必要とされる時に希望と勇気を与えてくれます。二ヶ月に一度程度あなたが出席し体験を分かち合うことは違いを生み出し長い間には一人かあるいはもっと大勢の参加者の命を救うことにさえなります。週日の晩の一時間半の時間で人の命を救うための重要な活動、他にどんな活動ができるでしょうか?

しかし、分かち合いは双方向の活動です。現在のクリニック参加者に手を差し延べるために来てその日人助けをしたという良い気持ちでその場を後にする以上のことがあるのです。前にも増して自分が卒煙できてどんなに幸せか理解と感謝の気持ちが増し、禁煙後何週間、何ヵ月、何十年後でさえ時として元喫煙者を襲ってくる試練によりうまく対処できる条件付けをしてくれた上でその場を後にするのです。

クリニックで丁度卒業を迎えたクラスに私たちのプログラム終了後11年で喫煙を再開した人がいました。彼女は禁煙することに大満足していましたが自己満足が喫煙再開につながり、喫煙常習となり痛みを伴う禁煙のやり直しとなりました。もう一人の参加者は最初の喫煙再開まで35年間禁煙していました。そのとき以来彼は三回禁煙に挑戦していますが卒煙に至っていません。このような人たちを目撃することは人をしらふにさせる有益な体験です。この体験はいかなる元喫煙者もいかに自分自身が危うく再び喫煙者になりかけていたかを気付かせ、この日まで最初の一服を吸わないという正しい決断をしたことを大いに感謝するのです。

この二人やその他のクリニック参加者は他人と分かち合いたかったし分かち合うべきだった貴重な体験を持っていましたが、とても悲しいことにそのパネルの晩に参加した10人を除いて他の過去のクリニック参加者はこれらの体験を分かち合い自分自身のメリットとするために訪れなかったのです。4000人以上の中で10人だけです! 少人数の中に加わる時です。決意を強化するために数少ないひとりになりましょう。他の人の過ちから学ぶことは、ある日自分自身の間違いから学ばざるを得なくなることに比べてずっと良いのです。

あなたの時間と体験を私たちの仲間と分かち合うことを考えてください。後悔はしないでしょう。もしここまで来るのが不可能ならば、電話か手紙を下さい、そして時としてあなたを襲う喫煙再開に結びつく障害にいかに打ち勝つかストーリーを分かち合いましょう。もしあなたが電話をくれればあなたが元喫煙者としてのステータスを持ち続けることを確実にする発想をともに分かち合うことを約束します。喫煙から断絶しているための知識をあなたと分かち合い、あなたは単に決してその一服を吸わないで!と記憶していれば良いのです。


翻訳:西田季彦

(C) Joel Spitzer 1993, 2000





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JoelSpitz@aol.com