赤ちゃんにとってタバコはどうなの?(その2)
やはり1ページでは説明しきれませんでした・・・
次に産まれた後のタバコのよる影響についてです。
-- 母乳にニコチン --
まず、お母さんが喫煙する場合、なんと母乳にニコチン含まれてしまうんです。
そして、赤ちゃんはニコチンといっしょにおっぱいを飲みます。
そのため、赤ちゃんが慢性ニコチン中毒になってしまうことさえあります。
また、喫煙により母乳の量が減ったり、母乳が出る期間が短くなることもあります。
母乳は赤ちゃんにとって最適な健康食品です。
それをニコチンで汚してしまうなんて・・・・
-- 赤ちゃんと受動喫煙 --
赤ちゃんは自ら喫煙をしません。しかし、パパやママ、その他
おじいちゃんやおばあちゃんなど、他の家族が喫煙すれば、一緒にいる赤ちゃんは
その副流煙などを吸うことになります。これが赤ちゃんの受動喫煙です。
これにより、呼吸器系の病気に掛かり易くなります。
まず、肺炎、気管支炎はパパとママの両方が喫煙する場合、
喫煙しない家庭と比べて2倍以上発生しています。
そして、小児ぜんそくは家族の喫煙が最大の原因です。
小児ぜんそくの子ども10人のうち7人以上は家庭で受動喫煙を受けています。
子どもを抱きながら、一緒に遊びながらタバコを吸っているパパやママの
姿を多くみかけますが、非常に危険なことなのです。
-- 受動喫煙により突然死!? --
元気だった赤ちゃんが何の前触れもなく、突然死んでしまう
乳幼児突然死症候群[SIDS](にゅうようじとつぜんししょうこうぐん)
というのがあります。この原因についてはまだ解明されていませんが
アメリカの調査ではお母さんが喫煙する場合のほうが
2(出産後喫煙)〜4(妊娠中から喫煙)倍と全く吸わない人と比べて
多くなっています。
-- タバコを飲んでしまう --
赤ちゃんはなんでも口に入れてしまいます。
まして、パパやママが美味しそうにタバコを口にくわえているのをみたら・・
赤ちゃんは美味しい食べ物と思ってしまうかもしれません・・
こうして、間違ってタバコやタバコの吸殻等を食べてしまうのを「誤飲(ごいん)事故」と言います。
そして、「誤飲事故」で一番多いのが「タバコ」です。
タバコには数mg〜十数mgのニコチンが入っていると
「タバコってどうなってるの?」で書きました。
そしてニコチンは猛毒で、体重1kgあたり1mgのニコチンで死亡します。
これは体重40kgの人だったら40mg(タバコ3〜5本)で死亡するという意味です。
赤ちゃんの体重は数キログラム程度ですから、
1本のタバコでも命の危険があるということなんです。
ですから、赤ちゃんの手の届くところにタバコや灰皿を置くのは非常に危険です。
よくジュースやコーヒーの空き缶を灰皿代わりにして使い、その中に水を入れて
おくところをみかけますが、もし、これを赤ちゃんが飲んでしまったら大変なことになります。
万一赤ちゃんがタバコを飲み込んでしまったら・・・
水などを飲ませるとニコチンの吸収を早めてしまう場合があります。
吐かせることが可能ならすぐに吐かせてください。(特に1本以上飲んだ場合)
タバコの本体か、吸殻などにより処置もことなります。
最適なのはすぐに119番通報し、適切な指示を受けてもらうのが最良でしょう。
ポイント!
赤ちゃんのいる家庭での喫煙は赤ちゃんにとって何の利益もなく
あるのは危険ばかりなり
「誤飲事故」のトップはタバコ、そして命の危険があるので
早急な処置をしなければならない。
小児ぜんそくの最大の原因は受動喫煙